SUUNTOさんの「SUUNTO 3 FITNESS」を試しに使ってみたので紹介したいと思います。
Fitbitのスマートウォッチをこれまで使って来ましたが、一切同期が出来ないのであまりつけている意味がなくなってしまったので試しに別のメーカーに手を出した形になります。
んでまぁ実際に使ってみた感想ですが、同期がしっかりされているのはありがたいのですが、それ以外の点では不満も結構ありました。ただこれまで使ってたFitbit製品とはまた別の特徴も結構あるので、紹介します。
【追記】結局一週間ちょっと使ったら通知サービスが完全に死んでしまいまして、また使い物にならない製品となってしまいました…スマホとの相性もあるのかもしれませんが、通知目当ての人には全く使い物になりません。
スポンサードリンクSUUNTO 3 FITNESSの特徴
実物が届いた際に最初に思ったのは「ディスプレイが暗くて見づらい」でした…(笑)
とりあえず最低限の特徴などをまとめておきます。
大雑把な特徴まとめ
- バッテリーは5日間保つ
- メールや電話やLINEなどの通知機能もあり
- 睡眠のデータ計測も可能
- ストレスとその回復度も表示可能
- 30m防水
大まかな特徴はこのようになっています。
では実物がどうだったのかも紹介しておきます。
対応スポーツ
おぞましい数のスポーツに対応しています。メインではまずこれだけ。
- 屋内トレーニング
- ランニング
- サイクリング
- ウォーキング
- プールスイミング
以下が「その他」に含まれているスポーツです。
- マウンテンバイク
- ローラースケート
- エアロビクス
- ヨガ/ピラティス
- トレッキング
- ヨット
- カヤック
- ボート
- クライミング
- インドアサイクリング(たぶんエアロバイク)
- サーキットトレーニング
- アルペンスキー
- スノーボード
- クロスカントリー
- ウェイトトレーニング
- バスケットボール
- サッカー
- アイスホッケー
- バレーボール
- アメリカンフットボール
- ソフトボール
- チアリーディング
- 野球
- テニス
- バドミントン
- 卓球
- ラケットボール
- スカッシュ
- 武道(?)
- ボクシング
- フロアボール
- 障害物競走
- ボーリング
- クリケット
- クロストレーニング
- ダンス
- ゴルフ
- 体操
- ハンドボール
- 乗馬
- アイススケート
- インドアローイング
- カヌー
- モータースポーツ
- 登山
- オリエンテーリング
- ラグビー
- スキーツーリング
- ストレッチング
- テレマークスキー
- 陸上競技
- トレイルランニング
- オープンウォータースイミング
- ノルディックウォーキング
- スノーシュートレッキング
- ウインドサーフィン
- ケトルベル
- ローラースキー
- スタンドアップパドル
- Crossfit
- カイトサーフィン
- パラグライディング
- トレッドミル
- ハイキング
- 不特定のスポーツ
約70種類のスポーツに対応しています。なんじゃそりゃ…多すぎて意味がわからんわ…本当にこれ違いあるんか…と思いつつ…(笑)
本体はちょっとチープな作り
困った事にちょっと画面が暗くてですね…見づらいのがデメリット。
バンド部分が薄っぺらいゴム製になってまして、本当にちょっとチープと言うか…安物感が半端ないんです…。
また男女兼用(ユニセックス)との事ですが、そこまで太くない僕の手首でも結構ギリギリに近かったので、手が太い人は注意です。下手したら届かないかも…いやマジで…。
充電端子は独自規格
やはりと言うか充電端子は独自規格です。
背面はこのようになってます。右側の4つの丸が並んでいる所で充電をします。
充電器はUSBで繋いで、このようになってます。嫌な予感がしましたがまさかの挟み込みです。
このようにディスプレイをつまむ形で充電する事になるのが個人的には引っかかりました…キズつけそうだしなんか生理的に嫌です…(笑)
また繰り返しますがやはりバンドがゴム製ってのはちょっと気になりますね…。
操作は総てボタン式
これは良いと感じる人と、嫌だと感じる人に分かれるとは思いますが、タッチパネルじゃないです。
ディスプレイ部分に触れても何も操作は出来ません、基本的に総てボタンを押して操作する事になります。
すっかりタッチディスプレイに慣れてしまったので、ボタン式で操作するのは個人的にはちょっとやりづらくて…あまり慣れません…そういう意味で若い人ほどキツイかも知れませんね…。
Androidスマホとの同期は問題なく可能
そもそもFitbitをやめようと思った理由がAndroidスマホとの同期が全く出来なかったからです。
今回のSUUNTO 3 FITNESSでは全く問題なく同期出来たので、その点は個人的には気に入ってます。
もちろんですがスマホからの通知もガンガン飛んでくる、これを求めていたので非常に嬉しいですね…。
個人的には「Androidスマホでも同期がスムーズ」って点で、Android派にはオススメ出来ます…ってこれ普通のはずなんですけどね…(笑)
アプリは操作性が独特
個人的にビックリしたのがアプリの操作がちょっとしづらい点ですね…。
一応念のために操作について説明しておきます。
日々の歩数や消費カロリーの見方
基本的にスマートウォッチと言うか、フィットネストラッカーって消費カロリーや歩数を見るために存在してますが、その記録の見方がちょっと独特です。
アプリを開いてトップページの状態で下にスワイプすると、更新アイコンが出てくるんですけど、あまりデータは更新されません。この時点でなんじゃそらなんですが。
そこで逆に上にスワイプしてちょっと画面を下に移動させます。そこからまた下にスワイプすると画面が上に戻りますよね?
なんと上に戻るとフッターメニュー(画面の下部に表示されるメニュー)が現れます。お前おったんかみたいな。
僕はこれに気付くまで丸一日かかりました…マジで気付かなんだ…(笑)
そこで左から二番目の「ダイアリー」を選択すると、なんと歩数とか全部出て来るじゃないですか、わおビックリ…(笑)
これに全然気付けなくてですね…ここで日々の消費カロリーや歩数を確認出来るので、確認するようにしましょう。
総ての数値で平均値を出してくれる
歩数なら歩数、カロリーならカロリーなどの平均値を出してくれるので、さっと平均値を見たい人には良いかと。
現状だと僕は平均1.3万歩を普段から歩いているって事になります…そんなに歩いてたっけな…Fitbitだともうちょっと少なかった気がするので、Fitbitより少ない振動でも歩数に計測するっぽいです。
ただこの平均値を出してくれるのは見やすいなーと個人的には感じました。
不便を感じた点
ざっとまとめるとこうなります。
- ボタン操作がしづらい
- ボタンの感度が悪い
- ディスプレイが暗くて見づらい
- 運動を自動で計測はしてくれない
- 通知の時間がおかしい
- ウォッチフェイスが少ない
- ウォッチにGPSがついていない
- アップデートがPC経由しか不可能
- 通知機能がやっぱり使えなくなった
ボタン操作がしづらい
主に左下が戻るボタン、右上が上に移動、右下が下に移動、右で決定…って感じかな。ボタンは更に左上も含めて合計で5個もあります。
これが直感では操作できない。
何度やっても間違えてしまうので…タッチパネルに慣れすぎたのか何なのか…やり辛いんですよね…ボタン式だと…。
ただ繰り返しますが逆にそういうのが苦手な人には良いポイントなのかも知れません。でも機械が苦手な人はスマートウォッチを買う事はあんまりないかな…(笑)
ボタンの感度が悪い
これビックリするぐらい悪いです。
ぐいっと押し込まないと反応しなかったりするのでイライラして何度か押し込んだりしました…。
なんかそれがね…昔からよくある腕時計って感じて個人的にはイヤですね…。
タッチパネルの良い所はこういうのが無い所なんだなーって改めて思ったとかなんとか。
ディスプレイが暗い
これは本当にビックリした、暗いですね。
逆に暗い所だとこれぐらいでも光って見えるので問題はないのですが、明るい所に行くと見えづらいです…。
通知の時間がおかしい
色々な通知が届いて嬉しくなったのもつかの間、よく見ると何故か全部9時間前になってました…なんでや…(笑)
タイムゾーンをちゃんとTOKYOにしてあるので日本にいる事になっているはずなんですが、通知が全部9時間前になってます(笑)
これは何故か変わりませんでした。ついさっきあった通知も全部9時間前、それ以前の物も当然そこから時間がプラスされる計算で表示されます。
まぁ別にすぐに見れば問題はないんですけどね…。
運動を自動で計測はしてくれない
長時間歩いてみても、その分の運動を計測はしてくれていませんでした。
もちろん歩数は数えてくれていますが、Fitbitの場合は自動的に「何分間のウォーキングをした」的なデータは残してくれるんですね。
自動的にデータを残してくれている事に慣れていたので「手動でやるんかい!」と一人で突っ込んでしまいました…(笑)
ちなみにSUUNTO 3 FITNESS本体でアクティビティは設定してスタートもエンドも可能になっています。
ウォッチフェイスが少ない
ウォッチフェイス…要するに時計の表示なんですけど、この種類が少ないですね。
少なくとも現状は7種類しかありません。その中でカラーも変更はできますが…。
7種類の中で自分にとって使いやすいのはさすがになかったですね…ただまぁ使ってればそのうち慣れるかなぁ…とは思いますけど…選択肢が少ないですね…。
GPSはついていない
ウォッチ本体にはGPSがついていません。
この点は個人的には気になります。FitbitのiONICはGPSがついているので、ランニングやサイクリングをした際に、スマホを持ち歩かなくてもコースを記憶する事が出来るからです。
それが無いのはちょっと残念かなと、でもスマホを持っておけばそのスマホが記憶してくれているので、そっちに同期して記憶する事は可能になっています。
アップデートがPC経由しか不可能
困った事にこの製品、アップデートがPC経由しか出来ません。
http://www.suunto.com/ja-jp/Products/sports-watches/suunto-3-fitness/suunto-3-fitness-gold/
USBでPCと製品を接続した状態で、商品ページのアップデートが利用可能ですってところをクリックします。
後はソフトウェアをDLしてアップデートを有効にするだけです。
僕はこれをやっていなかったせいか、通知機能が正常に機能しなくなりました。通知機能が正常に機能しなくなり「何これダメじゃん!」ってなってた時に色々調べていたらアップデートをしていない事に気付き、完了後は通知機能が復活したので…。
って書きたかったんですが、数分後にやはり通知機能がお亡くなりになられました、なんやねん!(笑)
通知機能が使えなくなった
まさかのなんですが、使い始めて一週間とちょっとが経った頃でしょうか?
通知機能がお亡くなりになられました。
Bluetooth連携をやり直しても、再起動をしても復活しません。とりあえず通知が出来なくなりました。
「あれ?これ存在する価値なくね?」って改めて思いました…何なんですかこれ…。
数日間様子見をしてますし、現状色々と試してますが通知機能は復活しませんでした…。
何でだろう、僕が使っているHuaweiのスマホが悪いのかな…わからないです…。
良いと感じた所
当然ながら良いと思った所もいくつもあるので、そこも紹介しておきます。
個人的には軽いのは一番良いなーと感じた点ですね。
- 軽いからつけてる感じがしない
- スマホとの同期が本当にスムーズ
- 睡眠は自動で計測してくれる
- 歩数は安定感はある
軽いからつけてる感じがしない
重量はたったの36gとなっておりまして、これが非常に軽く感じます。
サイズが比較的小さいのもあってかつけている感じがしません。
これまでずっとFitbitのiONICをつけてたせいか、その違いに驚いている次第でございます。
これだけ軽いと女性にはオススメかも知れませんね、全然つけてる感じしないので本当に。
スマホとの同期が本当にスムーズ
まぁ繰り返しますがこれはスマートウォッチとして最低限の機能なんですが、これまで全く同期されず通知も来なかったのでたんと同期して通知が来るだけで感動してしまいます…(笑)
その点は非常に良い、スマートウォッチなどのフィットネストラッカーの最大手はAppleかFitbitなんですが、そのFitbitに見放されたAndroid機器を持っている僕としては非常に助かります。
睡眠は自動で計測してくれる
運動は自動で計測してくれないくせに、何故か睡眠は自動で計測してくれます…なんでやこれ…(笑)
その点は良い点かなと、運動も自動で計測してくれたら良かったんですけど…。
現状ジムでの筋トレも、歩いて移動した時も計測はしてくれていません…。
ただ眠っている時間は大まかに出してくれていますが、その睡眠の細かい点までは表示してくれていないので、そこもFitbitには劣っています…。
Fitbitでは途中で起きた時間や浅い睡眠、深い睡眠などの細かい表示もありましたから…。
歩数計測は安定感はある
歩数計測ですが、個人的には「なんでここでカウントしとるんや」って思う事は多々ありました(笑)
例えば横になっている時に突然1万歩を達成してしまったりして「今寝てんだけど」って思う事もまぁあります…(笑)
そこは気になりますが、長く使っていると安定して同じような歩数をしっかり数えてくれているので、そこはまぁ信頼出来ます。しっかり振動を把握してくれているんだなって事はわかるので、まぁ良いかなと…(笑)
Android持ちなら試す価値有り
Androidを使っている人で「ちゃんと運動を計測したい」って人には全然有りだと思います。
見た目的にも時計に近いデザインである事も良いとは思いますし、タッチパネルの時計が苦手な人にも良いかも知れません。昔ながらの時計の操作方法と一緒って事なので…(笑)
個人的には通知をずっと送ってくれているので、現状はずっとこれをつけております。
ただ全体的な機能は個人的にはFitbitの方が上だったかなー?って気はしてます。
でもやっぱりスマホの通知を全部スマートウォッチに送ってくれるのは本当に便利ですね!!
それだけでもつける価値あると思います。
ただ正直な話、地下鉄などの交通系ICであるモバイルSuicaが使えるApple Watchが最強だとは本当に思います…(笑)