ストレージとはPC本体にデータを保存するHDDやSSDの事を指します。
人間で言うと「記憶力」の部分です。メモリは一時的な記憶容量ですが、ストレージは完全に保存する場所の事です。
ストレージの容量は即ち「その端末にどれだけのデータを保存出来るか」と言う事になります。
スポンサードリンク
も・く・じ♡
ストレージは実は換えが利く
ストレージは端末を選ぶ時にそこまで重要なものではありません。
何故なら外付けHDDやクラウドにデータは保存する事ができるからです。
ただしこれも例外がありまして、スマートフォンなどの「持ち運ぶモバイル機器」に関しては、外にいる時には外付けHDDやクラウドにデータを保存する事が困難になります。
つまりストレージを気にするとすれば、モバイル機器に限ると僕は思います。
例えばノートパソコン・スマートフォン・デジカメ・ビデオカメラなどはストレージ容量が気になる所です。
ただデジカメやビデオカメラのようにSDカードで代用出来る事もあります。更にノートパソコンやスマホもSDカードが挿し込めるならばこの問題が解決する事もあります。
僕は個人的にはストレージはそこまで気にする事はないと思います。
ストレージ容量の目安
ストレージ容量の目安について紹介したいと思います。
2016年2月現在で、僕の手元にある機器を目安に紹介したいと思います。
ファイルの種類 | おおよその容量 |
---|---|
スマホで撮影した画像 | 1~2MBぐらい |
ビデオカメラで撮影したHD動画 | 600MB~1GB(撮影した時間による) |
音楽1曲 | 6~10MBぐらい |
スマホアプリ | 多くて100MB |
OS | 50GB前後 |
これだけ見ると大した事なさそうな気がしますが、やっぱり一番容量を食うのはゲーム関係だと思います。アプリも何も考えずにガンガン入れるとすぐに容量が限界になります。
ちなみに僕の場合、母艦であるメインPCの容量を見ると音楽で約10GB使っている感じです。家族関係の動画や画像で200GBは超えてます。
500GBで十分いけるかも?
僕の使い方だと画像・動画・音楽ぐらいしか保存するものはないので、大体500GBもあれば十分ですね…今は更にそれを超える1TBなんてHDDもありますけど、そこまでは要りません。
母艦となるメインPCはそれぐらいで十分で、問題はやっぱりスマホなどのモバイル機器で、これはやっぱりある程度の
ストレージが欲しいです。
スマホには32GBある方が良い
最近のスマホは容量増えてきてますけど、外で画像を沢山撮影する人は特に、出来ればスマホには32GBは欲しい所です。
ちょっとアプリを入れたらすぐにストレージがいっぱいになっちゃうので注意。
ストレージは表記にOS分が含まれていない
これ最大の注意点なんですが、ストレージの表記にはOS容量が含まれていないんです。
例えばWindowsOSの容量って、Windows10で6GB前後はあるはずです。
って事は仮にストレージが32GB表記だと、実質は26GBぐらいしか使えないって事になります。
こういう事もあるので、ストレージは余裕を持って大きめにした方が絶対に良いです。
音楽と画像&動画はクラウドに保存可能
最近は本当に良い時代になりまして、音楽と画像&動画はクラウドに保存すればバックアップが取れるようになっています。
どうしてもこだわりがあって「元のファイルサイズで残したい!」って人の場合は、メインPCにそれなりのストレージがひつようにはなります。
ですがそうでもない場合はGoogleフォトやGoogle Playミュージックで十分だと思います。
これがあれば実はあまりストレージを気にする必要はなくなってきたんじゃないかなと、個人的には思っています。
スマホに関しても同じで、Wi-Fi環境さえあれば自宅に戻れば自動的にクラウドにバックアップされるので、それで問題ないと言えば問題ありません。
最新式のアプリケーションを使いこなせているなら、ストレージはかなり余裕を持てる時代になりました。
ストレージの種類
「ストレージ」と簡潔にまとめていますが、ストレージにも種類が存在します。
2016年2月現在、ストレージといえば大きく分けてHDD・SSD・クラウドに分かれています。
HDDとは?
HDDは「Hard Disk Drive」の略です。
記憶装置の一種で、この3種類の中では一番古いタイプのものになります。
特徴を簡潔に言うと大容量な代わりに読み込みと書き込みの速度がSSDには劣る…ってものになります。また音がちょっとうるさいのも特徴。
WindowsデスクトップPCでは、CドライブにSSDを使って、DドライブにHDDを使うのがベターです。
CドライブにはOSを入れる事になるので速度を求めるためにSSDを使います。
そして音楽や画像ファイルなどの、保存ファイルを入れる方に大容量のHDDを設置して、保存ファイルはDドライブに保存します。
こうするとPCが故障した時も、Dドライブだけ切り離して新しいPCに繋げば簡単に大事なファイルを救助出来るのでオススメです。
実際僕がそれで娘の赤ちゃんの頃からの画像を救済する事が出来ています。物理的に分けていて本当に良かったです…。

PCが壊れたらHDDを取り外してUSBで繋げればデータ救済可能
SSDとは?
「Solid State Drive」の略。
HDDに比べて高速で読み書きが可能で、更に静音性にも優れています。
HDDでは「カリカリ」と言う音が出ますが、SSDではそういう音がしません。
SSDはHDDよりもちょっと割高になります。その結果大容量のSSDはお値段が必要になるのです。
だから上記したように端末自体の速度に影響するCドライブはSSD、沢山のファイルを保存するDドライブにHDDを設置するのが効率的って事になります。
またノートパソコン(ラップトップ)にはSSDの時代になっています。あくまでサブ機として使うなら特に、SSDを一つあれば十分です。
また必要な場合は外付けHDDを使うと言う手もありますから。
eMMCとは?
「Embedded Multi Media Card」の略です。
SSDよりは読み込みが遅く、HDDよりは早いと言う規格になります。
ただしSSDやHDDより小さく消費電力を抑える事が出来るので、小型のモバイル機器に搭載される事が多くなっています。
eMMCはスマホやタブレットなどに搭載される事が多く、スマホやタブレットでは大きいファイルを読み書きする機会そのものが少ないので、この速度がさほど重要ではないので多用されるという事です。
クラウドとは?
クラウドは直訳したら「雲」になります。
クラウドは簡単に言うと、クラウドサービスを提供してくれているサーバーにファイルを保存し、そこからいつでもネットに繋いでファイルを引き出せる状態を指します。
クラウドサービスはもはや様々なものが存在します。各OSを出している会社からもデフォルトで提供されています。
WindowsならMicrosoftのOneDrive
AppleならiCloud
って事になります。
これらのサービスを使うと、ファイルを一箇所に置いて各デバイスから操作する事が可能になります。
上記したGoogleフォトやGoogle Playミュージックも同じ要領で使う事が可能です。この2つもクラウドサービスですから。
このように使う事が出来るので、足りないストレージ容量は実はクラウドで全然カバー出来ます。
特にGoogleフォトは容量無制限で、Google Playミュージックも5万曲保存できるので、ほぼ無制限みたいなものなので…。
他に何をそんな大容量を保存するんだって話になるので…今の時代はよっぽどゲームを突っ込みまくらない限りは大丈夫だと思います。
やっぱりここも「ゲーマーは容量が必要」って感じになると思います。
クラウドの最大の問題点は「アカウントをハッキングされたら流出する可能性がる」と言う点なので、流出が心配なファイルは入れない事をおすすめします。
SDカードや外付けHDD
SDカードや外付けHDDは、いつでも取り外し可能なストレージと言う事になります。
外付けHDDはUSBで繋ぎます。SDカードもUSBで繋いだり、パソコンによっては本体に直接挿せるものもあります。
これらも各端末で物理的に繋げば共有出来るストレージになるので、流出の心配も一切ない一番安心なストレージだと言えるかも知れません。
ギガやメガの違い
ファイル容量についてはKB、MB、GB、TBと増えていく事になります。
詳細は以下の通りです。
- 1TB=1026GB
- 1GB=1026MB
- 1MB=1026KB
ちなみに読み方は以下の通り。
- TB=テラバイト
- GB=ギガバイト
- MB=メガバイト
ちなみにBlu-rayディスクは25~50GB、DVDは4.7~8.5GBの容量が保存可能となっているようです。
それぐらいのものであると覚えておくと、ストレージを選ぶ際に参考になるかも知れません。
ストレージはカバーする方法が沢山ある
ちょっと手間になるかも知れませんが、ストレージに関してはクラウドや外付けでカバーする事が可能なので、そこまで深く考える必要はないと思います。
ただスマートフォンに関しては「どれだけの音楽を持ち歩くか」で問題になる可能性があります。またアプリをたくさんインストールしたい人にもストレージは必要になりますね。
その上で「たくさん画像を撮影したい人」にはストレージは死活問題になりかねません。それらの事も考慮した上でスマートフォンのストレージを選択する事が好ましいと思います。