今回はBenQさんからモバイルプロジェクターGS2をお借りする事が出来ました。

元々プロジェクターにとっても興味があった僕には凄く嬉しいお話だったので、ほぼ二つ返事でレビュー依頼を快諾させていただきました。本当にありがとうございます。
では子供の頃からの夢だった「家庭にプロジェクターのある生活」を実現したので、早速感想をダラダラ書いていくよ!!
個人的には「自由度が高いのは最高だが、もう少し解像度が欲しかった」ってのが正直な所でした。
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モバイルプロジェクターGS2の魅力は?
とっても小さい、どれぐらい小さいかと言うと、バレーボールぐらいのサイズなので持ち運びが非常にしやすい。

プロジェクターってもっと大掛かりなイメージがあったけど、このサイズなら凄く良い。
そして言うまでもなく外でも使える、なんたってモバイルだからね。ただモバイルWi-Fiが必須になる、別にテザリングで使っても良いと思います。たまのキャンプで使うぐらいなら、テザリングで使うのもアリですね。

一番のメリットは「どこでも持ち運べる」という点、家のどこにでも置ける、好きな場所で見る事が出来るのは最高だと思いました。見たい時に見たい人が使える、家族持ちならこれもまた良い。


実際に使って感じた不満点
まず不満点から挙げたい。いくつか挙げるとこうなる。
- 天井を向けると画面がおかしくなる、横になって見たかった
- スピーカーが背面にあるのでやはり天井には向けられない
- 解像度が少し荒い…せめてFHD欲しかった
- 壁がザラザラだと見づらい、ツルツルの壁かスクリーンがあると尚良い
- バグがめちゃくちゃ多い
一つづつ解説していきます。
天井に向けるのは無理だった
これは完全に僕のワガママなんですけど、これだけ自由が効くプロジェクターだとベッドで横になって天井に映し出して見たかったんですよ(笑)
最初に浮かんだ使用方法がこれだった、でも天井向けるとこうなる。


これが一番個人的には残念だった。後はスピーカーが本体の背面にあるので、上に向けて投影するとスピーカーを塞いでしまう形になり、これまた無理という結論に…残念。
解像度が少し荒い
GS2は1280 x 720のHD画質となっており、FHD画質ではない。僕は4Kテレビを持っていて、普段は4Kで見ているし、そもそもiPhoneなどのハイエンドスマートフォンはOLED(有機EL)となっている事が多く、かなり綺麗に見る事が出来る。
その綺麗な画面に見慣れている人からすると、HD解像度はもはや「ちょっと荒いな…」と感じてしまうレベルになってしまう。
壁によっては見づらい
これはもう我が家の環境の問題でして、壁紙に凹凸が存在しています。
だから普通に壁に投影するとちょっと見づらい。ただこれは壁からの距離によります。離れて見ると大して影響はありませんが、近くで見ると結構気になる感じ。

投影する壁との距離があれば問題はありませんが、距離がないとヤバいかも?
YouTubeはログインが出来ない
まずYouTubeはログインが出来ない。ログインをしようとすると必ずアプリが落ちます。これは謎…解決策がわかりませんでした。初期化も再起動もしたけど治らず…。
だからこれに関しては僕も未解決です、困ったンゴ。
ただ動画を見る事は出来ます。単純にログインが出来ないので、僕みたいにYouTubeプレミアムに加入している人間にとっては、広告を常に見せられる事になるので、そこは不満点として残ります。
さてプロジェクターという男の夢ですが、ちょっと残念な面はありつつ、でもそれを上回るメリットも感じられたのも事実です。
ではどんなメリットがあったか?
GS2の最高だと感じた所
ずらっとまとめるとこうなる。
- 子供の頃の夢が叶った
- 充電を終えればどこでも持って行ける手軽さ
- 壁からの距離でサイズが変えられるの最高すぎる
- ヒンジがついており角度調整も容易
- リモコンがついてて操作もしやすい
- 排熱が少なくファンの音もしない
家にプロジェクターが欲しかった
本当に子供の頃から「家にプロジェクターが欲しい」とずっと思っていたので、それがこんな簡単に出来るのは感動しました。
何より小さい、この小ささでこの夢が叶う事は凄い。
個人的には最初「わーお新世界キタコレ」とマジで思いました。どこにでも持ち運べて、手軽にプロジェクターが使える。良い時代です本当に…。
この点だけでも個人的には点数が上がります。
バッテリー内蔵で持ち運びが可能
モバイルプロジェクターというだけあって、どこにでも持っていけるのは家で使うにしても最高です。
バッテリーが内蔵されているので、充電しながら使う事も出来て、更にすぐ取り外してそのまま使う事も可能になっています。ただし充電しながらの方が出る光は強くなるので、ワイヤレスにした時点でちょっとだけ光が弱まるので注意。
リビングで使っても良いし、寝室で使っても良い。子ども部屋にだって持っていって構わない。
Wi-Fiで接続しているので本当にどこでもプロジェクターを使って大画面で動画を視聴する事が出来る。これは実際に使うと結構感動します。
テレビとかを据え置くのではなく、テレビに近い物をどこにでも投影する事が出来る。それもめちゃ軽い物をひょいっと動かすだけで。
スピーカーもついてますしね、最高ですわ…アウトドアでも使えちゃうんだからね!!さすがにアウトドアではスクリーン必須ですけど…。
壁からの距離でサイズ変更が容易
ディスプレイと違ってサイズが固定されていないので、好きなサイズに変更する事が出来る。
それもただ壁からの距離をズラすだけで可能、いつでもさっと切り替える事が出来る。


そして動かす事でピントがずれるんですけど、そのピント調整もオートでやってくれる。気になった時はボタン一つでこれまたオートで微調整してくれます。
この機能は本当に「おぉ!」って声が出ました。めちゃ便利、何も考えずに使えちゃいます。
高さ調整も本体で容易に可能
最初気づかずに「もう少しだけ上向いて欲しいんだけどなぁ…」と掴んだら本当に動いてビビリました。土台がヒンジになってて動きます。
僕は床に置いてベッドに座ってみてたんですけど、ちょうど良い高さに調整が可能になって感動しました。かゆい所に結構手が届く設計…。
リモコンは使わずアプリで操作しよう
一言で表現するとFire Tvみたいなリモコンがついている。日本製品のリモコンは大体が「これ要らなくない?」って設計である事が多いが、GS2のリモコンは非常にシンプル。この辺りは是非見習って欲しい。
音量変更も、決定も戻るボタンもある。とても使いやすかった。リモコンを見なくても操作出来るぐらい凄くシンプル。やっぱリモコンはこうでなくちゃね。
って思っていたんですが、大問題が一つありまして、Netflixを直接DLした際に「マウスが必要」って表示があったんですけど、Netflixをまともに操作出来ません。マウスがないとダメなんです。
そこで専用のアプリをDLする必要があります。そうするとスマホでリモコン操作が可能になり、更にマウス操作も可能になっています。
マウス操作はトラックパッドと同じような操作方法、指一本でマウス操作、二本指でスクロール、という感じに操作出来ます。
これがないとNetflixがまともに見れません。だからリモコンはぶっちゃけ不要で、スマホを使う方がベターです。
ちなみに本体との接続は、Wi-Fi環境ならば同じWi-Fiに繋がっている時点で同期可能で一切操作不要、うーんテクノロジー!!
排熱が少なく雑音がない
プロジェクターは物によっては排熱が凄くてファンの音がうるさい商品も存在します。実際に持っている人の家に行って試したら結構な音がしてました。
でもGS2には排熱や雑音が全然ありませんでした、これは意外ですね。もちろん冷房が効いている部屋で使っているせいもあるかも知れませんが、某PS4やゲーミングPCのように「暖房代わりになるぜWAHAHAHA!!」みたいな排熱は一切ありませんでした。
HDMIやUSB-Cでの接続も可能
更に素晴らしいのがHDMIやUSB-Cでの接続も可能となっている点です。
やろうと思えばChromecast等のドングル型デバイスを挿して使う事も出来ます。本体のリモコン操作じゃなくてスマホでの操作を求める人にはその方がベターでしょう。
もちろんHDMIも対応しているので、PCの画面を映し出したり、ゲームを映す事も可能です。UDB-Cでのディスプレイ表示も可能。
「ゲームを巨大スクリーンでプレイする」っての、僕実は幼稚園でやった事があって、それ以来の夢でもあるんですよね。園長先生にお願いして、幼稚園が終わってから家に帰ってゲームソフトを持ち込んでプレイさせてもらったりもしました。
その夢に対応する事も出来るので、その点は良いかも知れません。
実際に使用したリアルな感想
個人的には使ってて最初に感じたのは「ちょっと画面が薄いな」という印象でした。これに関しては設定である程度変更出来ますが、おそらく周囲の明るさも大きく影響すると思います。
ある程度部屋を暗くすればしっかり色合いも濃く見えますが、どうしても4Kディスプレイと比べてしまうと「淡いな」と思ってしまうのが正直な所です。
あと一番驚いたのが「高画質なものほど汚く見えて、低画質なものほど綺麗に見える」という点です。
アニメを見るのに最適
個人的にGS2を使ってて一番見やすかったのがアニメでした。
逆にカラーグレーディングまでしっかりやってある4K動画などは汚く感じました。
うちで運営しているYou Tubeチャンネルの「ねこほう」はスマホで撮影しているものですが、ねこほうの動画はしっかりと色合いも反映されて綺麗に見えるのですが、僕がやっている「でろりんパパ」の4K動画は汚く見えてしまいました。
正直ねこほうより汚く見えていたのです、これには驚いたし正直ショックでした…笑
僕の結論としては「映画等の高画質な物を見るのには微妙だが、アニメなどを見るには十分な画質」という感想です。
レトロ感を味わうにはかなり良い
ただプロジェクターなので、そのプロジェクター感というか、レトロ感を味わう事が出来るのは個人的には有りだなと思います。
画質が 720p (1280 x 720 ピクセル) なので、フルHDではなくHD画質です。そこは気になってしまうかも知れませんが、雰囲気はかなり出ます。
古い映画を見る分には凄く良いとも感じました。プロジェクター独特の雰囲気を楽しむことは確実に出来るので、好きな人にはたまらんでしょう。
好きな場所で見れるのは快適
プロジェクターは大きい商品が多い印象ですが、モバイルプロジェクターなだけあって本当に手軽に場所を動かせるのは最高だと思いました。
寝室で、リビングで、子ども部屋で、どこにでもサクッと持ち運んで見る事が出来ます。家族でシェアして使うなんてのもありです。
当然アウトドアでも活躍する。そこは最高ですね、気軽に持ち運んでサクッと使えるんで、とっても便利です。
充電が独自規格なのがネック
残念なのは充電が独自規格な点です。
Type-Cで充電出来るならモバイルバッテリーを持って行けば充電出来ますけど、それが出来ない。外で使う時に充電は気にして使わないといけません。
公式サイトを見ると3時間のバッテリーと記載があるので、映画一本は確実に見れますが、コンセントがないと充電出来ないとなると…そこはネックです。
サイズ変更が容易なのも良い
プロジェクターなので画面のサイズが映し出す壁面までの距離で決まります。
僕の家では55インチの4Kテレビを普段使っていますが、位置によってはそれより更に大きくする事もできちゃったりします。
もちろんそれだけ粗くはなりますけどこのサイズがいつでも変更出来るのは最大の魅力だと思いました。他のディスプレイでは絶対出来ないことですから。
初めてのプロジェクターに良さげ
僕はプロジェクターを欲しいと思い続けて20年間が経過しました。子供の頃から欲しいと本気で思ってたんですね。
昔はもっと高いイメージでしたが、もはや約10万円で買う事が出来る時代になりました。
そしてどこでも使う事が出来るのも魅力的です。初めてのプロジェクターにどうでしょう??
ただ僕みたいな4Kにこだわる高画質派には向いてないのかな…とも今回思いました。どうしてもプロジェクターである以上、明るさが足りてない感は否めません。
そこだけわかった上で使うには良いと思います。
公式サイト→ https://bit.ly/2X7zjxL